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寒くなるとインフルエンザも流行するし、この冬をどう乗り越えるか・・と不安になっていた時期はあっと言う間に過ぎ去り、香港には湿気の春がやってきております。1日中除湿器をフル稼働させながら、2021年ももう四分の一、時が経つのは早いなァと感じております。さて。我が子は低出生体重児な上、黄疸の異常値や血液中の酸素濃度数値が低いなど、ちょっとしたことがいろいろあり、特に治療も投薬も必要ない程度なのですが、そのフォローアップで月2,3回病院に通っておりました。忙しくもありましたが、頻繁に診てもらえるのは安心で有難かったです。おかげさまで私立クリニックには全く通いませんでした。


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通常は「母嬰健康院 (Maternal and Child Health Centre)」に予防接種や聴覚検査に行くだけなのですが、我が家のようなケースは常に問題がなくても精密検査に回されるようです。という訳で、先日は「健康院」で小さな機械を使った簡単な聴覚検査をパスをした後、大きな病院でさらに検査 (聴性脳幹誘発反応/BAER) がありました。頭に色々な装置を付け、脳の反応を調べるもので、少しでも動くとやり直さないといけないので、親は40分程動かずに赤ちゃんを抱えていないといけません。動くとまた最初からやり直し。お願いだから起きないでおくれ~。


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そのため鎮静薬 (Sedation) を使うので、リスクを理解した上でサインをする必要があります。ナースによると、この薬は数か月前に導入されたばかりの鼻から入れる新タイプだそうで、それまでは口から入れるもので効き目が薄く、赤ちゃんが検査中に動いてしまうこともよくあったとのことでした。


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検査入院の前には、血液検査やPCR検査 (付き添う親もPCR検査要) があり、注射で小さな手の甲が毎回、紫になるのが可哀そうでした。ちなみに血液採取は親によっては心が痛む風景とのことでいったん外に出されます。ウソかと思いましたが本当の話で、隣で待っていたお母さんは「痛くしないで、もうやめて」と止めには入っては看護婦さんに怒られていました。まぁ外で泣き声聞いているのも辛いですけれども、必要なことだから仕方ないよなァ。


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通常の健康院での検査は無料ですが、精密検査はお金がかかる場合とかからない場合がありました。その境目はよく分かりませんが、入院しても毎回80-180ドル (約1,000-2,500円) 程度で「私立クリニックに行っていたら、通院だけで相当かかったね」と話しております。入院中は皆さん優しくしてくださって、先生方にも「気持ちを強く持たなきゃだめよ」と何度励まされたことか。クリスマスに別の検査で入院した際にはロボットサンタが来て、プレゼントをくれました。さすがハイテク香港。


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もらったのはこちらのブルートゥースで反応するナイトランプ。こんな良いの、すごい。さて。先日のBAER では、鎮静剤がきちんと切れているか確認できるまで帰宅できず、目を覚ます → ミルクを飲む → おしっこをする、をナースに逐一報告しなくてはなりませんでした。が、前出のお母さんはミルクも飲ませず、ナースに偽りの報告をして帰って行きました。ナースによると、この難癖お母さん、毎回うまくいかずにこれで4回目のBAER検査だったそうです (← 香港人あるある、聞いてもないのに個人情報なんでも喋る)。そりゃフラストレーションたまるよなァ、苦労されてるなァ。尚、ミルクは授乳か、家から粉ミルクを持参、または病院でもらうこともできます。我が家はオットが行っていたので、いつも病院で用意してもらったものを飲ませていました。冷凍した母乳をナースに渡し、温めてもらうこともできますが、殺菌などの厳しいルールが設定されていて、クリアするのは無理な感じだったので諦めました。


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ここ数か月は赤子の心配より、まずジブンの体をなんとかせな!と焦る日々でもありました。育児で少しでもうまくいかないことがあれば、過剰に反応・心配し、情緒不安にもなり、悲しくて、情けなくて、泣きたくなる。訳が分からないことばかりで、その訳の分からなさがしんどい。食欲はわかないのに、栄養はおっぱいで吸い取られる。ワタシが倒れたら誰が面倒を見る、なんとかせねば!と香港で産後に飲まれるという漢方スープを買ってきて飲んだりしました。


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それでも体を壊し、家も荒れ、心穏やかに過ごせず「お手伝いさんを雇おう!」と決めました。他人に頼んで気を使うくらいならジブンでやりたい、出来ないことはない、家事はやれる範囲でやればいいと思っておりましたが、お手伝いさんの利用を前向きに検討・利用してみて、固定観念が覆されました。え!とっても助かるんだけど!とっても良いんだけど!もっと早く頼めばよかった!! 状況の変化に応じ変わることが必要だった2020年。出遅れましたが2021年、ワタクシもやっと凝り固まった考えを捨て、選択肢を広げることができました。人に頼ってもいいんだ!こういうお金の使い方もあるんだ! (← 昭和生まれ、質素な家庭育ちなものですから)


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そんなこんなで、健康の大切さ、病院関係のありがたみ、人との繋がりを感じる毎日です。パンデミックの中、慣れない育児をし、無我夢中で過ごすこの時期を懐かしく思う時期が来たら、この話を我が子に伝えるべく、忘れないように書いておきました。お手伝いさんは積極的に頼んだほうがいいよ!さて。最近、香港で始まったワクチン。接種後の異常反応など、心がざわつく情報を耳にします。ワクチンのせいではないらしいですが・・韓国ではアメリカ製ワクチンで副反応が多数出ているし、受けるのをためらってしまいます。それにこの時期でもまだオリンピックのキャンセルを発表しないということは、決行する予定なんだなァ。


気になる香港のワクチン情報サイトはこちらから。接種の予約受付もこちらから行うことができます。
💻 www.covidvaccine.gov.hk

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# by ni07050 | 2021-03-09 18:56 | 香港の病院・ヘルスケア | Comments(0)