2018年 04月 17日
世界で最も危険な空港と言われた旧啓徳空港へ遊びに行く☆The Most Dangerous Airport in The World, Kai Tak Airport
現在はクルーズ客船のターミナルとして使われていますが、以前は「世界で最も危険な空港」の1つに選ばれたこともある有名な空港でした。「世界で最もなんとか」シリーズに弱いので、そんなこと言われたら気になります。
啓徳空港は1998年に現在の国際空港が完成したのち、閉港しました。そして閉港から15年後の2013年にこちらのクルーズ・ターミナル「啟德郵輪碼頭 (Kai Tak Cruise Terminal)」が開業しました。さすが元空港だけあって、見晴らしが良いです。実際、かなり曇っていますけども。九龍塘では航空規制のため、建物の高さは12階までと制限されていたそうですが、現在では高層ビルがにょきにょきと建ち並んでいます。また、空港の着陸誘導灯も無くなったため、市街地でのネオンサインの点滅にもゴーサインが出たそうです。ちょっと前のことだけど、香港の人たちには大きな影響を与えた場所と出来事だったんだなァと思いました。
この啓徳空港を「世界一」にしたものは何か?それは、滑走路 (13/31、南東/北西) へのアプローチだったそうです。航路の都合上、着陸直前に香港カーブと呼ばれる90度ターンを決める必要がある難しいルートだった、と資料にありました。
しかも周辺は山や丘に囲まれています。空港のすぐ横にはビクトリア港もあり、何かあったら大惨事となるロケーションにありました。今の空港への着陸も「山が近くて怖いなァ・・」といつも思っているのに、以前は建物まで近い上に急カーブ・・考えただけでもう嫌です。実際、海にはみ出したりしていたようですが、パイロットがかなり慎重になるので、山や住宅地に突っ込むことはなかったそうです。
クルーズターミナルの先端は近未来的でした。芝生が広がっているので、晴れた日にはピクニックなどしたいなァと思いました。
ターミナルのすぐお隣りには「ランウェイパーク」もあります。その名の通り、元滑走路があった場所です。香港カーブの滑走路「13」番が地面に記されていたり、最終便の際に管制官が発した “Goodbye Kai Tak, and Thank You.” が刻まれた銘板もあるので、航空ファンにはたまらないと思います。
滑走路の跡地にできた公園の様子はこちらからご覧いただけます。
屋上にも公園があり、1周すれば九龍半島や香港島など360°の景色が楽しめます。しかも混んでいないので超おすすめです。ガーデンや噴水、香港では貴重な芝生の広場、お洒落なカフェやレストランもあり、リラックスできます。綺麗なお手洗いもたくさんありました。
< 旧啓徳空港跡地 >
🏢 九龍啓德承豐道33號啓德郵輪碼頭
👣 九龍湾駅からミニバス86番バス/觀塘駅から5R番バス
🕐 7:00-23:00 (ルーフトップパーク)
💰 無料
💻 http://www.kaitakcruiseterminal.com.hk/
💻 https://www.cad.gov.hk/english/kaitak.html
他の香港情報もこちらからご覧いただけます♪
人気ブログランキングへ/FC2 Blog Ranking
ご覧いただきありがとうございました。Thank you for reading.