2018年 06月 25日
香港にもピラミッド型のお墓あり〼☆Lei Cheng Uk Han Tomb Museum in Hong Kong
法定古蹟として登録されている墓穴が、博物館になった「李鄭屋漢墓博物館 (Lei Cheng Uk Han Tomb Museum)」でした。発見された資料から東漢時代 (公元25から220年) の間に建てられたものと推定されています。墓穴と言っても、そこからミイラとか人に関するものは発見されていないので、全然怖くないです。
このエリアには第二次世界大戦後、中国から移住してきた大勢の人が暮らしていました。人口増加に伴う住宅問題が発生してきた頃の1953年、クリスマスの夜にこの一帯で大火災が起こります。先日の「美荷樓 (メイホーハウス) 」とも関わりがあるのですが、その火事のせいで 58,000人もの人々が住む場所を失い、路頭に迷いました。政府は緊急措置として、石硤尾、大坑東、深水埗エリアに被災者の住宅地建設を計画。墓穴が見つかったのは、そのプロジェクトがきっかけでした。
この墓穴は1955年に発見されましたが、当初はこのように地中に埋まっていました。大型公共団地を建設するために土地を平らにする作業をしている最中に発見されました。
その時の大火災は、香港の近代化にも大きな影響を与えています。詳しくはこちらからご覧いただけます。近いので、李鄭屋漢墓博物館と併せての見学がおすすめです。
発掘された陶器や青銅器も展示されていました。AD25-220年のものだそうです。約2000年前と言えば、日本は弥生時代あたりです。なお、発掘されたものの中でも特に貴重な12点は、香港歴史博物館に所蔵されています。
資料室を抜け、外に出るとその先には十字形の墓室があります。残念ながら中に入ることはできず、入り口を窓越しに見るだけなので、すぐ見終わります、10秒とかで。
博物館自体も小さいので、全体的な滞在時間も10~30分あれば足りると思います。博物館の後は、すぐ裏手にある「李鄭屋花園 (Lei Cheng Uk Garden)」に行きました。テントで覆われていますが、なんとなくお墓の全体像が把握できるので、ぜひ寄りたい公園です。ベンチの数が尋常じゃないほど多い公園でした。
そのお隣には中国風の公園「漢花園 (Han Garden)」がありました。鳥かごを持ってきて、鳥のさえずりを楽しむ地元のオジサマたち。香港の伝統的な趣味とか習慣だと知っていましたが、いつも「人間は気分が良いかもしれないけど、狭い籠に閉じ込められている鳥はどうなんだろう」と複雑な気持ちになります。鳥かごをかける専用の場所が公園にあることは初めて知りました。
喉が渇いたので「どこかいいとこないかな~」と歩いていたら、タクシーを見つけました。こんな姿になってしまって・・。
車の修理屋さんが多い場所で、とてもカフェなんてなさそうです。道の反対側には超スリムなマンションがありました。怖すぎます。
と思っていたら、急に日本風のカフェがありました。
柚子ラーメンや柚子手羽先など、柚子シリーズを売っているお店だったので、柚子チーズケーキと柚子茶をお願いしました。「フレンドリーだけど、店員さんの視線が突き刺さるなァ」と思っていたら、お釣りを騙されました。騙されたのかどうなのか、もしかしてむしろこっちが得してるんじゃないかとも思いますが、合計91ドル (約1,300円) で100ドル渡したところ、9ドルのお釣りが全て中国のコインで返されました。別のお店で使おうとして気付きましたが、いったいどういうことなんでしょうか。
まぁ中国元の方が価値が高いからいいけどさ。どっちにしても、これで1300円は高すぎると思いました。観光局による「李鄭屋漢墓博物館」の説明はこちらからご覧いただけます (日本語なし)。
< 李鄭屋漢墓博物館 >
🏢 九龍深水埗東京街41號/41
👣 長沙灣駅A3出口から東京街を徒歩約5分
📞 2386-2863
🕐 月-水/金-日10:00-18:00/木休館 (祝日は除く)、旧正月2日休館
💰 無料
💻 https://www.lcsd.gov.hk/CE/Museum/History/en_US/web/mh/about-us/lei-cheng-uk-han-tomb-museum.html
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ご覧いただきありがとうございました。Thank you for reading.
博物館は小さいながらも充実していましたが、墓穴に入れなかったのはちょっと残念でした。ガードンとはなんですか?名前だけ聞くと、西洋風の歴史建築かなにかでしょうかね~ (´・ω・)?