2018年 07月 10日
こんなところに!自由なスタイルで楽しむベジタリアン料理☆C S Vegan in Tin Hau
驚いたことに、こちらのレストランへはピンポンを押して入ります。まるで誰かのお宅を訪問しているみたいです。しかもこのピンポン、無視される確率がかなり高いです。食べたい場合はベルを押し続けるか、お店に電話を入れます。全然歓迎されている感がないお店です。
しばらくするとロックが解除されました。お店のオバチャンが階段の上から「ごめんよ~、気付かなかったよ~」みたいなことを言って (多分) またすぐドアの向こうに消えていきました。お店は2階にあるので、上に上がります。こちらが入り口です。
店内はこんな感じです。なんと表現したらよいのやら。中華風?家庭風?なに風?! オバチャンも消えてしまいました。まぼろし?! ちなみにビュッフェスタイルで、ランチは1人60ドル (約845円)、ディナーは1人88ドル (約1,240円) でした。
先ほどのオバチャンが両手に食べ物を持って、キッチンと思われるドアから出てきました。スタッフはこの方だけです。広東語でばぁーと喋って説明してくれます。とてもフレンドリーで、広東語を勉強してこなかったことを初めて後悔しました。
お皿やフォーク・スプーンはあそこにあるから、好きなだけ食べてみたいなことを言っているのは分かりますので、早速いただきます。オバチャンはすぐにキッチンに戻って行ってしまいました。こんなに放置されては、こちらも戸惑ってしまいます。食器の柄やフォークなども家から寄せ集めてきたかのようにバラバラです。あまりの気取らなさに、なんだかこちらまで力が抜けて、居心地が良くなってきました。
たまに出てきては新しいおかずを置いていくオバチャン。そのたびに広東語でばーっと喋っていきますが、残念ながら全く意味分からず。多分「あれ食べなさい、これ食べない」と言っていたのかなァと思います。ご飯はいかにもお家で作ったご飯という感じで全部美味しいです。デザートも数種類あります。つい自然に「食べきれないから、もういいよ~」と言いそうになって、「あ、親戚じゃなかった。レストランだった」と思ったほどです。
知り合いだっけ?と思わせる接客態度や、家みたいな雰囲気、生活感あふれる器や、盛り付けに、なんだか親戚の家に来た?みたいな感じです。1時間くらいして、ピンポンが鳴りました。でもオバチャンが出てきません。ずーっと鳴っているので、キッチンにオバチャンを呼びに行きました。ドアロック解除のボタンを押して、またすぐキッチンに引っ込むオバチャン。先ほど、ピンポンしても無視されていた理由が今、分かりました。全然、商売っ気ない~!
入ってきたお客さんはバックパッカー風の男性。店員がいない店内にかなり戸惑っています。分かります、分かります、その気持ち。仕方なく「好きな所に座っていいですよ。食べ物はあちらから取ってください。飲み物はこちら・・」など一通り説明しました。その時、またチャイムが。もう長年勤めるスタッフの如く、体が自然にドアロック解除のボタンを押していました。今度は外国人のお客様「6名ですけど、いいですか?」「どうぞ~(ワタクシ)」。同様に説明をしている最中に、また両手におかずのオバチャンが出てきました。お客さんが増えて驚いています。その時、またチャイムが。忙しくなってきました。有難いことに次のお客様は常連さんでした。ふぅ~。これでやっと席について、また食べ始められます。これ以降のお客さんは、常連客さんが対応してくれました。みんなで助け合う、心もお腹もほっこりするレストランでした。おすすめです。
【追記】閉店していました (2019年2月)。オバチャン、いずこに・・。
< 佛教慈心素食 >
🏢 天后清風街9號寶德樓1樓
👣 天后駅A2出口から徒歩約5分
📞 6575-6052/6575-1907
🕐 11:30-15:00/18:00-22:00
💰 現金のみ
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