2018年 11月 12日
城門郊野国立公園のパイナップル・ダムでハイキング☆Pineapple Dam Nature Trail in Shing Mun Country Park
隣にある階段を上がると、すぐに「城門郊野公園遊客中心 (シン・ムン・カントリー・パーク・ビジター・センター)」があります。トレイルの途中に出てくる貯水池や、ここに生息するサルの生活習慣、近くにある軍の廃墟、廃坑、採鉱道具などに関する情報を提供していました。
< 城門郊野公園遊客中心 >
📞 2489-1362
🕐 9:30-16:30 (週末・祝日)
💰 無料
💻 http://www.afcd.gov.hk/english/country/cou_lea/cou_lea_ven/shingmun.html
トレイルは「城門水塘 (シン・ムン貯水池)」をぐるっと周るコース (青い線) です。コースの難易度は、5段階のうちで「2」の比較的簡単なものです。結構見応えのあるビジターセンターでばっちり知識を得てから、ハイキングの開始です。
さて。城門水塘にある3つのダムの内、1番小さなものがパイナップル・ダムです。ダムの名前は、その昔、ここにパイナップル畑があったことに由来しています。ここに暮らしていた客家人が、パイナップルを栽培していたそうです。大帽山からの渓流を集めてダムへ流しています。
最初の数百メートルは林の中の小道を通ります。小川や、バンヤンツリーなどが見られます。
少しするとコンクリートで整備された広い歩道に出ます。野生のサルがたくさんいます。子ザルちゃん♡ 近付きすぎて威嚇されている人や、食べ物を盗まれている人を見かけました。こちらが何もしなければ (そばに寄ったり、食べ物を見せたり)、そばを通っても全く攻撃的ではありません。
こちらでは、ダムの地面を守るため、大規模な植林プロジェクトが行われたそうです。
見応えがある木々。香港では珍しい幹が白い木です。貯水池の水位はそれほど高くありませんでした。もう少し空が明るければなァ。でも日が出ても、日焼けが気になるお年頃。
小川の音が聞こえるのと、歩道が広く歩きやすいのもあってか、目の不自由な方々が団体で歩きに来ていました。香港は、体の不自由な方々が社会で生活することが、普通のこととして捉えられているように感じます (道や環境はそれほど車いす向けには整っていないけど) 。車いすの人が1人で出掛けているのもよく見かけます。この間、電動車いすに乗った (というより運転してた) オバチャンが、車道をうぅぃぃ~んと音を鳴らしながら結構なスピードで走っていたのには、度肝を抜かれました。
途中、休憩していた場所の木の根が地面から出ていて「ここもダム底の一部だ!」と気が付きました。城門谷で1番人口の多かったタイワイ村は、ここら辺にあったそうです。案内ボードによると、住民は全員Chengさんで、ここでお米やパイナップルを作って生活していたそうです。
野生の茶色い牛や、多くの蝶などを見ながらゆっくり登って行くと、急に景色が開けました。今回のコースで1番高い地点です。こちらで持ってきたお弁当を食べました。ちなみに、ゴールするまでに約20箇所くらいピクニックをする場所がありました。登りもありますが、整備された道なので楽ちんです。ちょっと大変かと思いますが、ベビーカーで頑張っている方もいらっしゃったくらいのコースです。湧き水もあり、冷たい水が気持ち良かったです。こちらは、山中からダム側に戻ってきたところです。この辺りはマクロホーストレイル (麥理浩徑) と、ウィルソントレイル (香港衛奕信径) と一部かぶっています。
パイナップル・ダムは、1937年に完成したダムだそうです。空がだいぶ怪しかったけど、雨は降りませんでした。ここまで来ればゴールはもうすぐ!2時間くらいのコースですが、かなりゆっくり歩き、休憩し、お昼も食べたので3時間くらいかかりました。
おサルさんかわいかったなァ。
詳しい説明はこちらからご覧いただけます。
実はこの後、ものすごい場所に行きました。
< 菠蘿壩自然教育徑 >
👣 荃灣の中心地から82番のミニバスで約20分
💰 無料
💻 http://hiking.gov.hk/eng/trail_list/nature_Trail/Pineapple_DamNature_Trail/introduction.htm
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