2021年 01月 20日
香港マタニティーライフ#4 栄養士の面談と妊娠糖尿病@公立病院☆Gestational Diabetes Test in Public Hospital
公立病院に通いだしてからは複数の検査を受けたので、高血圧などの問題が次々に発覚し、我が年齢をひしひしと感じる日々でした。まさかジブンが公立病院に入院することになるとはなァ。でも個人の判断に任せられる私立とは異なり、公立病院は予防接種なども無料で (かつ、ほぼ強制で) どんどんしてくれるので、何も知らない身には助かりました。以前、入院した時の様子はこちらからご覧いただけます。
インターネットで「甘い水が気持ち悪くて吐く」「吐いても飲みこまないと、再度やらされる」等、恐ろしいことばかり書いてある妊娠糖尿病の検査もそのひとつでした。私立クリニックでは断り続けていたのですが、私立クリニックと公立病院の両方で検診を受けていたので、公立では断れません。検査当日、朝起きてから何も食べず飲まずで、まず血液採取。検査の順番はワタシの前がおじいちゃん、後ろは青年でした。噂の甘い水、みんなで飲めば怖くない (はず)。
と思ったら、予想をはるかに超える量 (ビーカー2つ) が登場。「5分以内に飲んでね」と言われました。ビーカーで飲むとは・・。理科の実験で使った以来の、突然の再会に戸惑いながらも「絶対吐くものか」と約30分かけて何とか飲みました。おじいちゃんは15分くらいかかって、青年は5分くらいで飲み終わっていました。ワタクシは「時間かかりすぎて、やり直しかもね」と看護婦さんに言われたものの、涙目で「お願いだから勘弁して」と言って乗り切りました (←女優)。部屋の外で待っていたオットは、ドアの隙間から一部始終を見ていたらしく「2つ目のビーカー、アナタ飲み切ってないのに終わったフリして看護婦さんに注意されてたね」と言ってきたので、非常に腹立たしく「じゃ、お前が飲め」と思いました。
病院周辺で時間を潰して、2時間後に再採血。公立病院は検査結果に問題があった時しか連絡がないので、言われた期限を過ぎても連絡がなかったことに喜んでおりました。が、数日後、この件とは別で電話をかけたら「って言うか、妊娠糖尿病って分かってるよね」とさらっと言われ、栄養士との面談を予約されました。ハイ?連絡来てませんでしたけど。そもそも心配の多い高年初産婦に病名を告げるの、もう優しくして欲しいなァと思いました。やっぱり一応は、ショックですから。
栄養士さんとの面談では「毎日、何時に何を食べているか」聞かれました。毎回違うから何とも言えない・・「今朝はトーストとコロッケを食べました」「コロッケって何?」「えーと、コロッケ、コロッケ・・・」という感じで、食文化が違う栄養士さんに説明するのは意外と難しかったです。和食好きの香港人なので、話も脱線する。なんとか我が家の食卓を分かってもらったところで、食事指導してもらい、炭水化物量を増やしたり、甘いものを控えるようにしました。1か月様子を見てから再検査し、それでも数値が悪ければインスリン注射、とのこと。
1か月後の再検査は、日帰り入院でした。今回は、ユナイテッド・クリスチャン病院ではなく、将軍澳病院にて。もはや香港の公立病院の病棟に詳しくなり、色々な設備等の使い勝手も分かってるので、今回はおどおどせず、気楽な入院 (← なんの余裕)。
8人部屋の一般病棟でしたが、運良く、窓側のベッドを与えられました。同じく検査入院の妊婦さんが1人隣にいたので「もしかして友達になれたりして・・」と思いましたが、そんな淡い期待もむなしく、一言も話しませんでした。ま、そーだよね。
まずはコロナ検査を。前回の入院の時もしたので、唾液を集めるのも慣れたもんです。あとは本を数冊持って行ったので、思い切り読書にふけりました。朝ごはんはイチゴジャムサンドイッチから始まり、夜ごはんまで3度の飯におやつ付き。食後は毎回、採血。注射嫌いには辛かったです。そして「ずっとベッドにいると数値が高くなるから、病棟内をなるべく歩いてねっ」とこっそり栄養士さんにアドバイスされた通り、ぐるぐる歩き回りました。
ご飯は見た目通り、美味しくない・・けどお腹が空いてるから食べる。20時過ぎにようやく退院し、帰りのマックで、アップサイズのセットを頬張りました。後日知らされた結果は、なんとかクリア。インスリン注射を避けられて、本当に良かったです。尚、公立にかかると通常、検診や薬、検査は無料ですが、妊娠糖尿病は皆がなるものではないので、入院費は120ドル (約1,600円、安い!) かかりました。続く~。
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