カテゴリ:歴史的建築物( 62 )

数か月前、新聞で「香港大学の3つの建物が新たに歴史建造物として登録された」という記事を読みました。ずっと気になっていたので、今回、香港大學 (Hong Kong University)、略して「HKU」に行ってきました。今回で2度目の訪問です。


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再度伺ったのは、今年初めのぶらり散歩の時に見逃していた場所がたくさんあると、後で知ったというのもあります。ガイドブックを持っておらず、前もって調べたりもしないので、そういうことがよくあります。なお、以前のぶらり旅の様子はこちらからご覧いただけます。



さて。今回のお目当てはこちらです。立派なレンガ造りの3階建てです。1910年に建設工事が始まり、1912年に完成した歴史的建築物です。

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重厚な木製のドアが素敵です。太平洋戦争時には一時的に病院として使われていた過去があります。

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そびえ立つ柱~。宮殿ですか?

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中庭は素敵な英国風でした。こんな中庭欲しいけど、あっても洗濯物干しちゃうだろうなァと思いました。

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こんな場所を毎日、普通に歩く学生さんたち。羨ましいです、その若さも、体力も、頭脳も。

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レンガ造りに木枠の掲示板。金の文字も全て様になっています。でも、帰ってから「日本占領下の時代には激しく損傷し、授業が再開されたのは1946年になってから」という説明を読み、何とも言えない気持ちになりました。


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あまりの素敵なインテリアに廊下だけでも大興奮でしたが、中に入ってビックリ。ホテルのようでした。

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なんだかドレスを着たお姫様でも出てきそう雰囲気です (←シンデレラの実写版映画を観たばかり)。

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大学というより、白亜の豪邸・シンガポールのラッフルズ・ホテルを思い出しました。

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ドア上のアーチといい、丸い窓といい、石板といい、もう全てがいい感じです。どうやらこのキャンパスで最も古い建物のようです。

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外から見たらほんのりピンク色で可愛かったです。「香港大學本部大樓外部」と書かれた法定古蹟の黄金パネルがあったので、ワタクシが入ってきた入り口ではなく、こちらが正面入り口なのだと思います。


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< 香港大學本部大樓外部 >
💻 https://www.amo.gov.hk/b5/monuments_27.php


そのお向かいにある建物も1919年に建てられた法定古蹟に指定されているものです。あまり古そうに見えないから不思議です。むしろ後ろのアパートの方が古そうです (←失礼です)。


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< 孔慶熒樓 >
💻 http://www.amo.gov.hk/en/monuments_57.php


その近くには新聞に載っていた建物がありました。新たに法定古蹟に登録されたものかなと思います。

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< 盧嘉堂、儀禮堂及梅堂 >
💻 https://www.hku.hk/visit/campusbuilding.php?m=heritage&t=dm&bdg=grade1eliotmay


正直なところ、どの建物も似ていて、違いの分からぬワタクシには見分けがつきませんでした。

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職員の宿舎のような建物もありました。緑豊かで良いのですが、蚊に刺されました。

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以前伺った美術博物館「馮平山樓」が良かったので寄ってみたら、今回は残念ながら改装中でした。なので、そのお隣のギャラリーへ。

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「馮平山樓」に以前伺った博物館の様子はこちらからご覧いただけます。展示物が多くて、おすすめです!



階段を昇った先にあったこちらの建物も中を見学できるようだったので入ってみました。壁の「University」が「Vniversity」になっていましたが、どうやら有名な話のようです。


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< 鄧志昂樓 >
💻 http://www.amo.gov.hk/en/monuments_58.php


キャンパスはかなり広く、アップダウンも多いので筋肉痛になりました。基本的にどこも人があまりいなくて、涼しくて良かったです。ご飯はこちらがおすすめです。

< The University of Hong Kong >
💻 https://www.hku.hk/

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by ni07050 | 2018-10-09 17:25 | 歴史的建築物 | Comments(0)

以前から気になっていた建物に行きました。中華風デザインでお寺のように見えますが、正真正銘の教会です。

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1930年代に建てられたそうです。赤レンガに、中華風のひさし。この違和感、なんか不思議です。

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中華風の真っ赤な柱に、洋風のステンドグラス。おもしろいなァ。

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中に入るには、この急な階段を上がらなくてはなりません。

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銅鑼灣のセント・ポール病院の奥の交差点に建っています。

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日曜日でしたが朝のミサが終わってから入ったので、静かでした。休憩している近所の人みたいな方々もいました。

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中華風の雲がモチーフに使われた天国の風景が、ベンチや壁に使われています。

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なんだか静かで心地の良い場所でした。そこまで古くは見えないけど、一級歴史建築にも指定されているそうです。


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天井もお寺~。

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< St Mary's Church >
🏢 銅鑼灣大坑道2A
📞 2576-1768
💻 http://dhk.hkskh.org/stmary/index.aspx

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by ni07050 | 2018-10-07 18:03 | 歴史的建築物 | Comments(0)

以前、近くを通りかかった時に「素敵な建物だなァ」と思い、調べていた「薩凡納藝術設計學院 (サヴァンナ芸術工科大学)」に満を持して行ってまいりました。外観は全く学校らしくないですが、通称「SCAD (Savannah College of Arts and Design)」と呼ばれていて、国際的に評価の高いアート&デザインの学校です。本校はアメリカにあり、こちらは香港キャンパスだそうです。


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正面階段が素敵だったので調べたところ、こちらの建物はかつて「北九龍治安裁判所」だった場所で、国の二級歷史建築にも指定されていることを知りました。無料のガイド付きツアーがあったので、即予約。英語のツアーは月に1度あるかないかです。


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ツアーには12,3名ほどが参加していました。1960年に建築されたこの建物は、治安裁判所の法廷および政府高官の事務所として使用されましたが、2005年に治安裁判所の統合によって役目を終えました。その後、2010年にSCADが建物を改装し、再オープンしました。


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改装では法廷や刑務所など歴史的に重要な部分が保存されました。刑務所は鉄格子を残したまま事務室として使用されています。こちらは当時の様子を記録した写真ですが、全体的に古くて良いものをきちんと残している印象を受けました。


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正面のドアも当時のままです。交通量の多い道路に面していて、開けておくとゴミが入ってくるので普段は閉まっていますが、当時は交通違反をした人がここを通って罰金を払いに来たりしていたそうです。一般にも無料で公開されている特別講義や講演などのイベントの時には開けるそうです。


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窓の格子も素敵です。でもこれはデザインというより、罰金の支払いなどで現金を扱っていたため、窓を頑丈にする目的で付けられたんだそうです。


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驚いたのはこのツアーの懐の深さです。図書館、教授や卒業生などの作品など自由に写真撮影ができます。生徒さんが学んでいる姿もすぐそばで観察できるので、生徒さんは集中できるのかなァとこちらが心配になりました。


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建物自体が2011年にユネスコの「アジア太平洋文化遺産保全賞」を受賞しているそうです。

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建物中央にある階段はなんとも言えない雰囲気がありました。壁なども当時のままなので、傷つけないようにアート作品は天井からワイヤーで吊って展示しています。


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建物内には様々な法廷がありますが、ドアだけキープされ、中は普通の教室になっています。こちらではアニメーションのクラスが授業をしている最中でした。


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建物は窓や天井から日光を取り入れる造りになっているそうで、古い建物ながらも、明るくて温かみのある雰囲気でした。


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第1法廷は講堂として使われています。唯一、法廷っぽさが残っている場所でした。


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判事や傍聴人用の長椅子はそのまま。被告席も当初のブロンズプレートも保存されています。ドラマなどの撮影に使われたこともあるそうです。


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有名な学校だけあって設備や環境は素晴らしいと思いました。こういうところで学べたら楽しそうです。でもこの部屋に入った瞬間「あ!電波少年だ」くらいしか思いつかなかったので、ワタクシのような者にはもったいないと思いました。


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また同じこと言いますけど、どの教室も生徒さんが勉強中なのに、自由に入れ、撮影も可能ってすごいなァと感心しました。さすがアメリカはスケールが違う。


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服飾デザインの教室では、プラダの型紙などがあって面白かったです。ツアーは1時間弱でした。

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詳しい情報はこちらからご覧いただけます。

< 薩凡納藝術設計學院 >
🏢 九龍深水埗大埔道292號
👣 深水埗D2出口から桂林街に沿って徒歩約10分
📞 2253-8000
💻 http://scad.edu.hk/

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by ni07050 | 2018-09-18 15:59 | 歴史的建築物 | Comments(3)

「梅夫人婦女會主樓 (ヘレナ・メイ)」に行きました。中環のピークトラムの乗り場をさらに坂を上がった場所にある白い洋館です。会員制クラブなので普段は入れないのですが、お友達がこちらの会員でディナーに招待してくれました。現在は男性もアソシエイツ会員として利用することができます。


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建物自体は道路やピークトラムの線路の真横なので静かとはいいがたいですが、中に入ると静かで優雅な空間が広がっています。建物内には宿泊施設も入っていて、こちらは一般の方でも利用できるようです。ヘレナ・メイはNPO団体なので、文化遺産の宿泊施設ですが、比較的リーズナブルな料金で泊まることができます。スタジオ・タイプもあり、住むことも可能です。


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この建築物が建てられたのは1914年で、当時の長官の奥さまだったヘレナ・メイさんが、イギリスから遠く離れた、環境の全く異なる香港へ1人で来た女性のために1916年に始めた福祉促進のクラブでした。現在も同じ場所で、同じような目的のために使われています。


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ヘレナ・メイさんは当時、Y.W.C.A のプレジデントも務め、4人の娘を持つお母さんでした。香港に女性向けの施設が不足していることを大変気にされて、クラブを創設したそうです。


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中は白を基調にしたクラシックなエドワード調で、上品な雰囲気でした。海外で慣れない環境で暮らしている女性たち、まさにワタクシのためにあるような場所じゃない、と勘違いしてしまいましたが、多分そういうことではないのだと思います。


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2016年に100周年を迎え、月に一度、一般公開もしています。今年の残りのツアー (広東語・英語) は、9月29日、10月27日、11月24日、12月15日の午前10時から約2時間で、1か月前の予約が必要です。ドレスコードはスマート・カジュアルで、キャミソールや運動靴、ビーチサンダル等はダメです。


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お食事の後に、図書館、読書室、ダイニングルーム、ラウンジ、ガーデンなどを見学させてもらいました。外からでは分かりませんでしたが、奥に深いU型の建物でした。第二次世界大戦時には日本軍によって使われていたという歴史もあります。


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お隣にはブルーが特徴的な教会もあります。お向かいはボタニカル・ガーデンです。友人に「なんで会員になったの?」と野暮な質問をしたら「他にはない静かな環境だから。ここのラウンジでゆっくりすると、人生はこういうものだと思える」という洗練されたお答えが返ってきて、素晴らしいなァと思いました。ワタクシは家でテレビを見ながら、お茶を飲んでのんびりしている時が至福の時です。そのような人間を誘ってくれて、誠にありがとうございました。


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< The Helena May >
🏢 35 Garden Road, Central
💻 www.helenamay.com/
💻 http://www.amo.gov.hk/en/monuments_49.php

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by ni07050 | 2018-07-30 15:38 | 歴史的建築物 | Comments(2)

大澳のヘリテージホテルに行きました。歷史建築級別で二級歷史建築に登録されている建物です。ニューテリトリーの中では最も早期に建てられた警察署の1つだそうです。


大澳文物酒店 Tai O Heritage Hotel

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海賊や密輸入を取り締まり、英の法律および法令の存在を植民地全土に知らしめるため、香港の西端に位置するこの地に1902年に大澳警察署 (舊大澳警署) として建設されたそうです。知らしめるという割には、場所がやや田舎すぎる気がします。ここは静かな漁村です。


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ホテルは大澳の端っこ、桟橋の隣の小高い丘にあります。当初、6~7名の警察官が駐在していましたが、1983年までに180名までに増えたそうです。しかし、この漁村の犯罪率の低さから、これほどの数の警察官駐在を正当化することが難しくなり、1996年には警察署は交番に格下げされました。大変良いことです。


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本館と別館の2棟が1階の廊下でつながっています。中国式のパン・アンド・ロール瓦屋根、軒、アーチ型のベランダを備えた本館はイタリア式住居の外観をしています。こんな素敵な刑務所、ありますか?


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本館は2階建てで、チャージルーム1室、2つの独房、個別の寝室、バスルーム、倉庫がありました。別館は1960年代に増築されたものです、キッチン、ダイニングルーム、倉庫、バスルーム、通訳者用の部屋、使用人の宿泊部屋が備えられていたそうです。


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建物は改築後、2012年にタイオーヘリテージホテルとして生まれ変わりました。緑が差しこむお部屋はオーシャンビューです。


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ホテルと言えども表に面しているので、お部屋は外から丸見えです。最上階には宿泊者以外でも利用可能なレストランがあります。漁村なのできれいなお手洗いがあまりないのか、レストランのお手洗いには列ができていました。


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周辺の大砲、サーチライト、監視塔などももすべて復元されていました。ちょっとした博物館みたいです。


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宿泊料金はこんな感じのようです。泊まってみたい気もするけど、なかなかするなァ。


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参考資料

< 大澳文物酒店 Heritage Hotel >
🏢 大嶼山大澳石仔埗街
📞 2985-8383
💻 www.taioheritagehotel.com

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by ni07050 | 2018-07-17 21:51 | 歴史的建築物 | Comments(0)

荃灣にある「三棟屋村」に行きました。1987年に全面修復がなされ、一般公開されている歴史建築物です。緑に囲まれた小高い場所にあるので、ちょっと隠れ家っぽいです。


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1786年に中国の廣東地方から香港に移住してきた客家の陳一族によって建てられたそうです。村は石壁に囲まれています。


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1981に国の法定古跡に登録されました。


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中に入るとたくさんの壁で仕切られています。まっすぐ行った奥には、正廳 (メインホール) があり、陳一族の先祖の神位が正面に向かって置かれていました。


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こんな感じで、全てのお部屋が細い通路でつながっています。廊下は半屋外です。迷路みたいでちょっと楽しいです。


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全体的な地図はこんな感じです。もともとは中央の三棟からできた村でしたが、その後、後から来た人達によって、その両脇と後ろにも建物が建てられました。


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両脇それぞれ4つの建物は独立した居住室になっていて、当時の家具や、手芸品、農具や客家の人たちの日用品などが展示されています。奥の建物では客家の人たちの生活ドキュメンタリーが放送されていて、とても興味深かったです。


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香港あるあるで、元の状態が想像しがたいほど新しく修復されているので、200年の歴史はあまり感じられませんが、博物館としてみるのは楽しいです。ちょっとしたお宅訪問みたいな気分になります。


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今回こちらに伺ったメインの目的は、現在開催中の「口傳心授系列 II:香港非物質文化遺產代表作名錄 」です。非物質文化遺產とは、香港の伝統的行事や、後世に伝えていきたい文化などのことです。このプロジェクトは政府によって2014年から始まりました。


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2017年には文化的価値の高く、かつ早急に保存を検討していかなければ20項目のリストが作成されました。例えば、香港スタイルのチャイナドレスの縫製方法などです。ちょっと前までは通勤にもチャイナドレスが普通に使われていたことを示す写真もありました。なんかカッコイイです。


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伝統的なお祭りや、結婚式の赤いドレスなどは分かりやすい例ですが、大衆文化の代表・茶餐廳や、工事現場の竹の足場などもリストに入っています。


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確かに意識していかなければ、知らないうちに消えてなくなっているものかもしれないなァと思いました。


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香港スタイルミルクティーのつくり方だってリストに入っています。


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常設の展示には、荃灣エリアの開発の様子などが展示されています。


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1970年代の三棟屋です。現在あるものは、1970年代に荃灣に電車を通すために移築されたものだそうです。


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元の三棟屋に住んでいた住民は、政府の用意した新しい集落 (写真右) へ引っ越しました。


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三棟屋の裏手には中華風庭園があります。静かでいい公園でした。


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観光局のウェブページはこちらからご覧いただけます(中国語)。

< 三棟屋博物館 Sam Tung Uk Village Museum >
🏢 荃灣古屋裡2號
👣 荃灣駅E出口から徒歩約5~10分
📞 2411-2001
🕐 10:00-18:00/火曜休館 (祝日は除く)、旧正月2日休館
💰 無料
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/monuments_10.php

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by ni07050 | 2018-07-09 14:53 | 歴史的建築物 | Comments(4)

「太平山醫學史蹟徑」というトレイルを歩きました。昨日からの続きです。



ホスピタルロードを10分くらい行くと、左手に「キング・ショージ5世記念公園」が見えてきます。


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こちらも公園のプレートが木に埋もれていました。あと数年後に来たら完全に見えなくなっていそうです。


⑪ 英皇佐治五世記念公園 King George V Memorial Park

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なんか似てるなァと昔の写真を引っ張り出してきました。6年前にタイのアユタヤ遺跡で撮影したものです。


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話は戻って。こちらの公園は国家醫局の分館と院長の宿舎があった跡につくられました。


國家醫院院長宿舍、醫生宿舍 Residence of the Superintendent of Government Civil Hospital, and Doctors’ Quarters

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🏢 西營盤高街與東邊街交界
💻 http://cache.org.hk/blog/syp_medical_doctors_quarters/


公園からとても立派な建物が見えました。歴史あるホテルのような、クラシックな大劇場みたいな、壮大な雰囲気です。石を積み立てているからか、重厚感もあります。


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「西營盤社區綜合大樓 (Sai Ying Pun Community Complex)」というコミュニティ・センターでした。初期の頃のバロック建築で、法定古蹟・一級歷史建築物です。香港では見かけない珍しいタイプの建物だと思います。


⑬ 國家醫院護士宿舍 Sisters’ Quarters of Civil Hospital

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🏢 西營盤高街2號
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/trails_west1.php?tid=20


1892年に国家医院外籍護士宿舍として建てられた後、1939年には女性の精神病院の病棟に、1961年からは外来診療のクリニックになりました。その後、1971年からしばらく使われなくなり、1998年に西營盤コミュニティ・センターを建てる計画ができたそうです。


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しかし、こんな立派な建物を約30年も放置していたなんて、もったいないなァと思いました。


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優美なアーチが特徴的な美しい建物です。ウェディングドレスを着たモデルさんが撮影をしていたのも納得です。でも地元の人からは、その歴史から「高街鬼屋」というお化け屋敷として怖がられてもいるそうです。確かにちょっとそんな雰囲気はあります。


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ここ一帯は元・精神病院群として知られてます。お隣は香港二級歷史建築の「東邊街美沙酮診所」というクリニックです。


⑫瘋人院 Old Lunatic Asylum

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🏢 東邊街45號
🕐 立ち入り不可
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/trails_west1.php?tid=19


以前は華人精神病院でしたが、現在は薬物治療のクリニックとなっています。


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⑭番は場所がやや離れていたので行きませんでした。


⑭ 雅麗氏何妙齡那打素醫院 Alice Ho Miu Ling Nethersole Hospital

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🏢 西營盤般咸道及卑利士道交界
💻 http://cache.org.hk/blog/syp_medical_nethersole/


地図を見ながらしばらく歩き、西營盤の駅の方にやってきました。こちらは西区のコミュニティ・センターで、元「贊育醫院 (Old Tsan Yuk Hospital)」というマタニティ・クリニックでした。


⑯ 西區社區中心 Western District Community Centre

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🏢 西邊街36號A
🕐 8:30-22:00
📞 2852-3497
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/trails_west1.php?tid=16


1922年に建てられた香港歷史建築一級の建物です。その頃になると、中華系の人々の西洋医療に対する信頼もできてきたそうで、こちらのクリニックでは西洋医学に基づいた診療がなされていたそうです。


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1926年から数年は、香港大学の実習教育の医院として使われました。1934年からは政府の管理下に置かれ、1973年に現在のコミュニティ・センターになりました。


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何とも言えない青色が味わいのある螺旋階段です。香港歷史建築二級の素敵なレンガ造りの建物でした。


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その裏には文化古蹟資源中心があります。元は賛育産科醫院の分館でした。


⑮ 西約公立方便醫局 (Old Western Public Dispensary)

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🏢 西営盤西辺街36号A後座
🕐 10:00-18:00 (火~土曜)/日, 月曜, 祝日は休館
📞 2291-0238
💻 http://cache.org.hk/blog/syp_medical_cache/


医学の歴史を巡るコースだけあって、見事なまでに病院やクリニックだらけでした。写真を撮ったり、説明を読んだりと、ゆっくり歩いて、全部で3時間くらいのトレイルでした。最後はちょっとした隠れアイテム的な、レトロなポストで締めくくります。住んでいなければ、なかなか歩くこともない香港の歴史トレイル、とても良かったです。


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歩き疲れたらこちらのカフェで一服~。

< 太平山醫學史蹟徑 The Tai Pin Shan Medical Heritage Trail >
💻 http://www.hkmms.org.hk/TPS/

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by ni07050 | 2018-06-15 18:38 | 歴史的建築物 | Comments(2)

ブリッジストリートにあるアメリカ風の建物があります。香港にはヨーロッパ風の建物はたくさんあるのですが、こんな雰囲気のデザインはちょっと珍しいので、気になっていました。この間、ポゼッション・ポイントからオールドタウン散策をしている際に寄ってみたら「香港中華YMCA」の建物でした。


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入り口にはYMCAのマークもあります。YMCAと言えば、西城秀樹さんの思い出の曲「ヤングマン」です。秀樹世代じゃなくても知ってるあの振付や、「若いうちはやりたいこと、なんでもできるの~さ~」。63歳なんて若いです。まだまだやりたいことできたのに、若すぎます。追悼番組を見てて、悲しくなりました。


Chinese YMCA of Hong Kong 香港中華基督教青年會必列者士街會所

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この建物は1918年に竣工されました。6階建てで、シカゴ派の建築様式と中国式の屋根瓦を持っています。植民地時代、このあたりの建築としては極めて贅沢なものだったようです。2009年に国の1級歴史建築として登録されました。100年の歴史です。


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中に入ることもできます。


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このパイプもなんだかアメリカっぽいです。何も知らなかったら「古い、剥げてる」で終わるところですが、国の1級歴史建築物だと分かると、「あのメーター、なんかクラシックなデザインで、意外にかわいいなァ」などと言い出します (←ステータスに弱い人)。


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現在こちらは10代のためのYMCAセンターとして利用されています。


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回転する窓~!レトロです。外は洋風だけど、窓枠は中華風な感じです。


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食堂の文字やドアも雰囲気があります。この良さが分かるのは大人の証拠です (←1級歴史建築物だと知った途端コレ)。


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窓を1個1個違うデザインにしているのが、すごいなァと思いました。なみなみ線が可愛いです。香港の高層団地の窓枠は牢屋みたいで、息苦しい感じですが、昔の窓枠は凝っていたんだなァと思います。


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西洋と中国の建築様式が一体となったこのブリッジストリート・センターは、屋内競技場やプール、ホールやフィットネスセンター、レストラン、ホステルなども備えています。この日はピアノレッスンの様子が聞こえてきました。地下のプールはこの時はまだ開いていませんでした。


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ポゼッション・ポイントからオールドタウンを散策すると、香港の隠れざる歴史にたくさん触れることができるので、おすすめです。

< YMCA 香港中華基督教青年會必列者士街會所 >
🏢 上環必列者士街51號1樓/1/F, 51 Bridges Street, Sheung Wan
📞 2540-0526
🕐 10:00-21:30 (平日、土)/10:00-18:00 (日、祝日)
💰 無料
💻 http://bsc.ymca.org.hk/en

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by ni07050 | 2018-06-08 22:17 | 歴史的建築物 | Comments(2)

先日、香港の歴史が始まった場所と言われる一帯「舊城中環 (オールドタウン)」を歩いていた時に、雰囲気のある建物を発見し「なんだろう」とそばに寄ってみました。走っているタクシーがもし黄色だったら、もうニューヨークの金融街みたいです。ま、ニューヨークには行ったことはないですけども。イメージです、イメージ。


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その時の様子はこちらからご覧いただけます。



で、ですね、そばに行ってみたら、歴史的建築物の標識がありました。「舊中區警署」つまり、元中央警察署だった場所のようです。


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工事中でしたが、外から見学することはできました。「バルコニーのつくりが変わっているなァ」と思い、帰ってから調べてみると、数年に渡ったリノベーション工事がもうすぐ終わり、「大館」という施設として新しく生まれ変わった姿を、約1週間後から一般公開するとのこと。なんとタイムリー!入場制限がかかっていたため、すぐにオンラインで予約しました。


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そして、ついに昨日行ってまいりました。中環 (セントラル) のミッドレベル・エスカレーターが「大館」の 'Footbridge Gate' に直接つながっています。中に入ると、狭い路地にお店がひしめき合っているセントラルとは思えない程、贅沢なスペースが広がっていました。


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まず目に飛び込んできたのは、1919年に建てられた元警察本部です。こちらの建物は、国の法定古蹟に指定されています。退職された方のお話では、ここで昇級の面接があったり、ランクが上の方との会議があったりと、かなり緊張する場所だったそうです。面接を待っている間、制服にしわが入るのを防ぐため、座らずにいた人もいたというそんな場所も、今ではこんな話題のスポットに大変身です。


總部大樓 The Headquarters Block

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手前の広場は「檢閱廣場」、別名「大地」とも呼ばれ、パレードや劇、また駐車場としても使われていた場所です。1860年代には、写真にあるように練習場としても使われていました。


檢閱廣場 The Parade Ground

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「總部大樓」の地上階にはレストランやカフェ、お店が入っています。地下には香港警察に関する展示もあり、警察官になるために必要な条件 (視力、足の速さ、握力、ジャンプ力、年齢など) の資料があり、面白かったです。


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例えば、1952年に出された求人には「巡査部長 : 電話オペレーター、独身、良視力、21-30歳まで、160センチ以上の女性求ム」とありました。電話オペレーターで、なぜそんな条件なのか意味不明です (←全部当てはまらないからって、文句を言っているわけではありません)。その他、当時の街並みや生活を再現したフロアなどもありました。


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興味深かったのは、香港が早い時期から多民族の警官を採用していたことです。こちらは植民地都市の治安を維持する警察官を務めたシーク教徒たちの祈禱室です。宗教や習慣を尊重した上で一緒に仕事をしていたところは、さすが国際都市だなァと感心しました。


锡克教警員祈禱室 The Sikh Police Prayer Room

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いろいろと見学した後、「總部大樓」の外に出て、今度はそのお向かいの警察官の宿舎に向かいます。夜はプロジェクション・マッピングがきれいでした。ライトアップが美しいので、日中と夜の両方を楽しめるよう、夕方くらいに行くのがおすすめです。一部の展示やお店は早いところで午後6時に閉まっていたので、それらを見逃さないよう午後5時くらいに行くのがベストだと思います。


營房大樓 Barracks Block

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お店がたくさん入っていて、ちょっとPMQみたいな感じです。1864年に建てられた建物とは思えないくらいイマドキな感じです。


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香港はリノベーションすると、あまり古い面影を残さず、一気にモダン化してしまう印象ですが、看板などは当時のまま残っていて、良い感じでした。こちらは山頂警員の更衣室です、うふふ。


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階段がたくさんあります。でも古い建物なので、通路は広く歩きやすかったです。エレベータもあります。こんな素敵な階段があるなんて、警察本部とか宿舎というより、まるでホテルです。


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兎にも角にもかな~り広い場所なので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。


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ビルは一部つながっているので「營房大樓」の中を抜けて、お次は牢屋セクションに参ります。「大館」の建築群は1995年に登録された3つの法定古蹟を含むのですが、その1つがこの「域多利監獄 (ビクトリア監獄)」です。


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全部で16ものビルから成っている「大館」。現在地は点線の辺りで、全体のまだ半分くらいしか来ていません。長くなってしまい、申し訳ありません。書く方もやや疲れております。


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さて。「營房大樓」の裏の建物は「A倉」です。1970年代からビクトリア監獄では違法入国者を収監し始めます。横にある裏門は「離別在後閘」と呼ばれ、違法入国者はこちらをくぐって、先ほどの檢閱廣場に出て、移民局の職員に引き渡されたそうです。ここをくぐることは、香港を永久に去ることを意味していました。


A倉 A Hall

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その裏には囚人によって1910年に建てられた「B倉」があります。中にはセキュリティー対策がしっかりとされた78室があり、一時は凶悪犯の収監に使われていました。


B倉 B Hall

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その奥の「D倉」は見学しやすいように、オープンなつくりになっていました。当時、入所時に日用品として支給されていたのは、制服3セット、スリッパ、毛布、プラスチックのタライ、カップ、歯ブラシ、スプーンなどで、出所の際には返却しなければいけなかったそうです。お医者さんが必要と判断した時だけ、多めの毛布をもらえたり、看守が必要と判断した時だけ、髭剃りが貸し出されました。


D倉 D Hall

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食事はこんな感じです。宗教や人種によって、アジア・南アジア・ウェスタン・ベジタリアン料理の4種類があり、旧正月には中華風ソーセージ、中秋月には月餅が配られたそうです。クリスマスにはフルーツやチキンを追加で購入することもできました。


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「大館」はヘリテージ・アート・センターでもあるので、ところどころにアート作品が置いてあります。暗闇だとちょっとビックリします。


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監獄長が住んでいたのは、こちらのエリアです。


監獄長樓 Superintendent's House

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「希望すれば電話が使えます」や「苦情はこちらまで」と言うようなことが書いてある看板が残っていました。渋いです。


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こちらが「大館」にある3つめの法定古蹟の「中央裁判司署」です。後ろの雲のせいか、お化け屋敷みたいな雰囲気を出していました。


中央裁判司署 Central Magistracy

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音楽が聞こえてきたので「檢閱廣場」へ戻ると、光のショーが始まりました。不思議で幻想的なパフォーマンスでした。どうやらこの日が最終日だったようです。


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こんな感じでさーっと3時間くらい滞在しましたが、本当はまだまだ見どころがたくさんあると思われる「大館」。警察署なのに、なんで窓枠そんなに凝ってるの?と思うほど素敵な、香港の最新観光スポットです。


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人数規制が解除されたら (されるか分かりませんが)、また遊びに行きたいです。ご予約は以下の公式ウェブサイトで "Visit" - "Tai Kwn Pass" からお申込みいただけます。

< 大館 Tai Kwun Central Police Station Compound >
🏢 中環荷李活道10號/10 Hollywood Road, Central
🕐 11:00-23:00
💰 無料
💻 https://www.taikwun.hk/en/

< 舊中區警署 >
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/monuments_53.php
< 前中央裁判司署 >
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/monuments_54.php
< 舊域多利監獄 >
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/monuments_55.php

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by ni07050 | 2018-06-04 22:13 | 歴史的建築物 | Comments(2)

先日、香港医学博物館に行ってから、中環 (セントラル) 付近の歴史に興味があります。この一帯は「舊城中環 (オールドタウン)」と言って、現在、政府が特に観光に力を入れている上環と西営盤の間にあり、中国式寺院や、香港で初の細菌研究所、革命遺跡、往時をしのばせる数多くの小さなお店などが軒を連ねています。いろんなものがごちゃ混ぜで、何のことやら状態ですが、詳しいことは観光局のウェブサイトからご覧いただけます。むしろ、それを読まれたほうが、本日のワタクシの拙い説明も分かりやすくなる仕組みとなっております。



そんな訳で (?)「前にセントラルの古い街並みを歩くガイドブックもらったなァ」と、以前、観光案内所の方にお勧めされた冊子を引っ張り出してきました。


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入手の経緯はこちらからご覧いただけます。



冊子を片手に、まずは香港誕生の地と言われる「水坑口 (ポゼッション・ポイント)」へ行きました。1841年1月25日、英国海軍が最初の上陸地として国旗を掲げた桟橋があったとされる場所です。


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具体的にいうと現在ハリウッド・ロード公園がある辺りらしいのですが、とにかくこちらが以来、150年にわたって植民地支配をされた香港の始まりの場所です。説明書きがなければ何の変哲もない交差点です。


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こちらがそのハリウッド・ロード公園です。海までそんなに近い場所ではないので「ここに上陸とは?」と思いましたが、どうやらここら辺は当時、湾岸付近だったそうです。ビクトリアハーバーをかなり遠くまで埋め立てきたんだなァと思います。


荷李活道公園 Hollywood Road Park

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🏢 上環荷李活道
💻 http://cache.org.hk/blog/syp_medical_quack_doctors/


英国の軍隊が上陸後、ミリタリー・キャンプが設営されました。キャンプがなくなった後、この場所は中華人のビジネスや社交の場所として発展し、たくさんのお店が出店していました。


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当時は中華人がお医者さんを求めてやってくる「大笪地江湖郎中 (Quack Doctors in the Night Market)」というナイトマーケットで、多くの漢方薬が売られていたそうです。


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充実したプレイグラウンドや、木陰で休める大きな屋根付きの広場、中華風庭園もあり、中規模の大きさの公園でした。池の水がものすごく臭かったのが残念です。


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さて。そのポゼッション・ストリートを歩いて行くと、太平山街 (タイピン・ストリート) に出ます。この辺り「太平山区」は、1840年代に大陸からきた多くの中国人によって集落が最初に形成された地域で、300メートル程の通りにいまだ多くの古廟が残っています。まずは寺院とは思えないド派手な外観の百姓廟です。左の階段を上がって中に入ります。


百姓廟 Pak Shing Temple

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🏢 40太平山街
📞 2546-8277
🕐 8:00-17:00
💻 http://www.amo.gov.hk/b5/trails_sheungwan1.php?tid=25


百姓廟は元々は「廣福義祠 (Kwong Fuk Ancestral Hall)」という中国本土からの移住者の祖先を祀る祠で、1856年に建てられました。その後、大流行したペストで亡くなられた方のご遺体を故郷に送り返すまで保管したり、患病華人の收容所として、貧しい人たちへの医療活動もしていたそうです。この辺り「太平山区」は人口密度がとても高く、衛生環境も悪かったことから、ペストが大流行した場所でもありました。建物自体は国の二級歴史建築に指定されています。


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そばには「東華醫院」という病院がありますが、そちらは「百姓廟」で行われていた医療活動を引き継ぐために建てられたそうです。次はあちらの階段の横にある「觀音堂」に行きます。看板が目印です。


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と、その前に「百姓廟」のお向かいには「豬扒飯 (ポークチョップご飯)」が、どーんのお店がありました。店先の猫ちゃんが可愛らしかったです。


科記咖啡餐室

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さて。こちらの「觀音堂」は、富を願うお寺だそうです。こんな所にあるのがすごいなァと思いました。何でもアリのパワフルな香港です。


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小さなお寺ですが、奥に細長く広がっていて、占い師さんが数名いらっしゃいました。


觀音堂 Kwun Yum Temple

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そのお向かいには、幸運をお願いできるという「太歲廟」があります。どう見てもがらくたに埋もれていて、幸運を願うより、まず先にお片付けを願いたいほどの散らかりようです (←失礼です)。とても世界に影響力のある国際都市に相応しい風景とは思えません。しかし、この混沌さに惹かれる人も多いそうです。そういう人々を「香港迷 (ホンコンマイ) = 香港の熱狂的ファン」と呼びます。ワタクシも一瞬何を血迷ったか、この散らかし放題がまるで「香港へようこそ!」と言っているような気がしてしまいました。香港迷とは、血迷っている人の「迷」だったんですね (←失礼です)。


太歲廟 Tai Sui Temple

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🏢 9太平山街/9 Tai Ping Shan Street


そのお隣には、どこかの村にありそうな壁が煤けたお寺があります。「派手な壁のお寺があると思ったら、ガラクタだらけのお寺もある。そのお隣にはこんなに煤けたお寺もあって、カオスだけどなんか自由で良いなァ」と思ってしまったのは、きっと猛暑でのぼせて、正しい判断ができなくなっていたからです。


水月観音堂 Palace of Moon & Water: Kwun Yum Temple

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🏢 7太平山街/7 Tai Ping Shan Street


雰囲気があるお寺でした。黄色と赤の配色に、マクドナルドよりウェルカム (地元スーパー) を思い出しましたが、決して「香港迷」な訳ではありません。


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なお、この辺りはPOHO地区として (SOHOじゃないYO) 近年栄えてきているようで、カフェやギャラリーなどもたくさんありました。観光局の説明によると、POHOとは、

- Po Hing Fong (普慶坊)
- Tai Ping Shan Street (太平山街)
- Tung Street (東街)
- Sai Street (西街)
- Upper Station Street (差館上街)

の辺りで、PO から始まる通りが多く (って1つしかないんですけど・・)、縁起の良い「宝」と同じ発音であるため、そのように名付けられたそうです。


その東街と西街の間には、狭い小道 (というか裏道) があり、そこにも小さなお寺がありました。しかもこの裏道には歴史的価値があります。


福徳宮 Fook Tak Palace

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こんなエアコン室外機だらけの裏道ですが、ちゃんと名前があります。「水巷 (Water Lane)」です。


水坑口舊址

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💻 http://www.amo.gov.hk/b5/trails_sheungwan1.php?tid=29


この排水溝が「水巷」という名の由来です。これは、その昔、太平山区からビクトリアハーバーまで生活排水を垂れ流しにしていた溝の跡だそうです。人口密度が高く、衛生環境も悪い上に、この蒸し暑さ。先日伺った香港医学博物館の資料には、当時、家畜とともに同じ狭い部屋に住んでいた様子もありました。それら全ての汚水がこんなにむき出しで流れていたのだとしたら、ペストが大流行したのも分かります。


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人とも通らなそうな裏道ですが、ここにもいくつかのストリート・アートがありました。


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昔もこのように排水溝に沿って、人々がシンプルな家を建てていました。水道が普及した後も、人口の増加に水の供給が追い付かず、1日の内、何時間かしか出ない水道水を求めて、住人同士が争ったそうです。そんな人口増加や水不足、汚い排水溝などが原因で、ネズミが急増したのが、1894年のペスト大流行の一因とも言われています。


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今回出てきた通りやお寺など、さまざまな所で関わりのある香港医学博物館。併せてお読みいただくと、香港の疫病との戦いの歴史が分かります。ご興味がおありの方は是非どうぞ。

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by ni07050 | 2018-05-23 15:00 | 歴史的建築物 | Comments(2)