歩きやすい季節になったので、前から気になっていた中山孫文に関する歴史史跡巡り「孫中山史蹟徑」に行きました。孫文の香港での教育や、住んでいた場所、秘密の会合場所など歴史の痕跡、計16箇所を訪れるコースです。


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所要時間約2時間とありましたが、迷ったり、じっくり見ていたら半日くらいはかかるんじゃないかと思います。駅で言うと、香港大學~中環の間です。


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16箇所ありますが、比較的場所が近いスポット、4-12間だけ歩くこともできます。それだと約45分だそうです。携帯のアプリをダウンロードして、スタンプを集めるゲーム感覚で散策しました。


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まずは第1スポットです。構内は広く、どこにこのモニュメントがあるのか探すのも一苦労ですが、アプリにヒントと写真があるので、それを見ながら探します。孫文は1887年から1892年までここで学んだそうです。1923年の演説では「香港と香港大学は私の知性が誕生した場所である」と宣言しています。


1. 香港大學

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🏢 香港島般咸道
👣 香港大學駅A1出口から本部大樓の陸佑堂方向に向かって歩く


これらのチェックポイントは、地元のアーティストによるアートだそうです。アートには番号と説明、QRコードがあり、これをスキャンしてチェックイン完了、次に進みます。


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4年間ハワイで勉強した孫文は、1883年初期にアメリカ会衆派教会により設立されたオアフ・カレッジに入学し、半年後に故郷・中山市に戻ります。それから1883年末に香港に戻り、抜萃書室 (現在の抜萃男書室) に参加しました。


2. 拔萃書室舊址

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🏢 香港島西營盤東邊街
👣 香港大學陸佑堂から般咸道に沿って歩く


こちらは中国同盟会 (中国革命同盟会) の人員受領所でした。孫文は中国同盟会を1905年に東京で結成、最初のリーダーになりました。香港支局は同年末までに設立され、革命家にとって安全な避難場所を提供するために堅道、普慶坊、摩理臣山道、蘭桂坊、そして皇后大道に受領所を配置したそうです。


3. 中國同盟會招待所舊址

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🏢 香港島上環普慶坊
👣 般咸道官立小學を出て、東邊街に沿って歩き、卜公花園の普慶坊側を目指す



ルート上にある小学校には孫文タイルアートが壁一面にありました。すごーい!中国の印象が強い人でしたが、香港でもかなり慕われているんだなァと思いました。

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こちらはアメリカ会衆派教会の説教所だった場所です。孫文はこちら (現在の中国会衆派教会) に住み、洗礼の儀式を受け、洗礼名「孫文 Yat-sen」を授かりました。なお、このそば (PMQの裏) に16番の「 孫文氏の時代の香港」のアートもあるので、一緒にスタンプをゲットしておくと後で戻ってこなくてよいので、おすすめです。


4. 美國公理會福音堂舊址

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🏢 香港島上環必列者士街2號
👣 普慶坊を出て、居賢坊経由で必列者士街を目指す


中央書院は1862年に西洋教育を提供する公立中学校として設立されました。孫文は1884年4月に学校の上流クラスに入学し、1886年に卒業しました。


5. 中央書院舊址

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🏢 香港島上環歌賦街44號
👣 城皇街を左に曲がり、荷李活道を歌賦街まで進み、右折。


こちらには孫文の友人、楊鶴齡の家族が所有するお店がありました。ここで、親友の尢列、陳少白、楊鶴齡と会合し、政治や反清革命的理由について自由に語っていたそうです。彼らの見解は、当時の理念に背いていたため、「四大寇」と呼ばれました。


6. 「四大寇」聚所楊耀記舊址

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🏢 香港島上環歌賦街8號上環善慶街(藝術品)
👣 歌賦街に沿って歩く


こちらは楊衢雲の暗殺場所です。楊衢雲とは、1895年に設立された興中会 (中国革命団体) の香港本拠地会長で、広州と恵州での反乱を計画しましたが、両方が失敗に終わりました。1900年からここにあった自宅で英語を教えていましたが、1901年1月に清政府により送られた暗殺者により殺害されました。


7. 楊衢雲遇刺處

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🏢 香港島上環結志街52號中環百子里公園(藝術品)
👣 歌賦街を進み,鴨巴甸街と結志街を渡る


輔仁文社 (中国愛国相互向上同盟) は楊衢雲と謝纉泰により設立され、ここでしばしば非公式な会合を開いたそうです。孫文はそのメンバーと密に連絡を取り続け、楊衢雲と謝纉泰は後に興中会 (中国革命団体) の香港本拠地の中心メンバーとなりました。


8. 輔仁文社舊址

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🏢 香港島上環百子里公園
👣 同上


こちらは「クイーンズカレッジ」跡です。1884年4月、中央書院の新しい敷地の定礎を用いる式が、当時の香港総督により務められた際、孫文はその学校にちょうど入学し、式に参加したと考えられています。学校は1889年に新しい敷地に移動し、ビクトリアカレッジと名前を変更、さらに1894年にはクイーンズカレッジに名前を変更しました。


9. 皇仁書院舊址

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🏢 香港島上環鴨巴甸街與荷李活道交界
👣 鴨巴甸街を歩き、荷李活道にある「PMQ (元創方)」を目指す


1886年秋、孫文は広州市の博濟醫院で医学を勉強し始ました。それから、ここ「雅麗氏利済医院付属香港西医書院」に転校し、翌年、医学訓練を継続、1892年に優秀な成績で卒業しました。カレッジは1912年に医学部として香港大学に統合されました。


10. 雅麗氏利濟醫院及香港西醫書院舊址

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🏢 香港島上環荷李活道77至81號
👣 PMQから荷李活道をまっすぐ行く


孫文は香港で医学を学んでいる間、香港西医書院の宿泊設備で生活をしていました。病院の隣にある道済会堂で開かれる会合によく出席し、彼の革命を後に支援した人との絆作りをしたのがここでした。


11. 道濟會堂舊址

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🏢 香港島上環荷李活道75號
👣 道濟會堂から荷李活道をまっすぐ行く


興中会は1894年にハワイで孫文により清政府打倒を目的とし設立された革命組織です。1895年2月、香港本拠地はこの場所に洪拳クラブを装って配置されました。このガラスの看板も裏から見ると「興中会」と書かれています。


12. 香港興中會總會舊址

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🏢 香港島中環士丹頓街13號
👣 伊利近街を歩き、士丹頓街を左折


こちらには19世紀後半、香港で最もよく知られてた洋風レストラン「杏讌楼西菜館」がありました。孫文や、彼の友人が会合した場所だそうです。


13. 杏讌樓西菜館舊址

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🏢 香港島中環擺花街2號
👣 些利街を左折し、荷李活道を右折、その後、擺花街を左折


今も当時とあまり変わっていない感じがしました。

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こちらは中国日報事務所でした。1899年、孫文は陳少白を指導し、香港で新聞社を設立。清政府に対する宣伝を提供し、中国日報は1900年1月に初めて発行されました。新聞社の事務所は革命に関する新聞を発行するだけでなく、興中会メンバーや革命家にとっての連絡窓口だったそうです。


14. 《中國日報》報館舊址

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🏢 香港島中環士丹利街24號
👣 砵典乍街を進み、士丹利街を右折


こちらにあった船員の下宿屋「和記棧」は革命活動の土台としての役割を果たし、1903年広州反乱が計画および体系化されたのも、ここでした。謝纉泰により先導、香港の富豪商人である李紀堂により金銭的に支援されましたが、失敗に終わりました。謝纉泰は革命キャンペーンから引き下がり、改革と革命を目的に持つサウスチャイナモーングポストを設立したそうです。


15. 和記棧舊址

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🏢 香港島中環德己立街20號
👣 士丹利街を進み、德己立街を右折



これでやっと終わりです!目印が小さい上に、ほとんどがもうなくなっている建物なので探すのが大変でした。スタンプも揃いましたので、景品交換所の「孫中山紀念館」に向かいます。


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景品はこちら!孫中山史蹟徑特製・懐中電灯付き扇風機と、水筒です。思いがけず豪華な景品でビックリしました。スポット4-12間箟の場合は扇風機だけ、全部クリアすると2つもらえます。


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香港の歴史の一部を知る勉強にもなり、良い運動にもなりました。「こんなヒマな人、他にいのるかなー」と思ったら、約1週間前に同じく16ヵ所制覇し、景品を取りに来た男性が1名いるそうです。その方の前は、約1か月前だとスタッフの方が言っていました。でしょうね~。

参考資料
http://www.discoverhongkong.com/eng/see-do/tours-walks/self-guided-walks/dr-sun-yat-sen-historical-trail.jsp
www.tourism.gov.hk

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# by ni07050 | 2018-10-22 14:21 | 街歩き | Comments(0)