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最後に☆Last But Not Least

こんにちは。
新しい環境で水を得た魚のように、イキイキと過ごしております。何よりもご飯が本当に美味しい。好きなことを見つけたい!新しいことを始めたい!なんて、珍しく気分も前向きになっており、帰国して良かったなァと心から思います。


ずっと観光客気分で過ごした香港生活。どの国よりも、どの場所よりも「住めば都」になるのに時間がかかりました。常識の違いに戸惑い、イラつき、異例の遅さでやっといろいろなことに慣れて (諦めたとも言う)、居心地もまぁ悪くないか・・と思ってきた頃、帰国の機会が訪れました。慣れたとは言え、特に香港に何年滞在予定というゴール?のない悶々とした生活は思いのほか、しんどかったので、帰国はジャンプするほど嬉しかったです。


振り返れば、香港に引っ越したばかりの頃は「世の中とこんなに接点を持たなくていいのか・・」と思うこともありました。元々、1人で行動するのも、家に籠るのも好きなので、問題はないように思えたのですが、徐々に心身に影響を及ぼし、思いがけず不安症と診断されたこともありました。これにはかなり苦しめられましたが、今はほぼ完治しております。


ブログは香港に来てから初めて挑戦しました。「アンチコメント来たらどーしよー」なんて心配が笑えるほど、ほぼコメントをいただくこともなく、いただいても心温かいものばかりで、今日にいたります。日々の出来事をランダムに書くだけなので、特にネタに困ることもなく、日記代わりに続けてこられました。無料のブログなので、どなたが読んでくださっているかは把握できないシステムですが、人様に読まれているという緊張感はワタクシのゆるい生活にピリリとした刺激を与えてくれたように思います。


元々、歴史的建築物やアートを観たり、街中をぶらり散歩したりするのが好きなのですが、ブログに書くという小さな目的意識を持つことにより、それぞれの場所について、より深く知ることができたり、記憶に残ったりするようになったのも良かったと思います。記憶力が弱いので、書いていなければ「あー、へぇー」で終わっていたこと間違いなしです。


また、この怪しげなブログに連絡をくれた人々のおかげで、友達 (と呼ばせてもらいたい) もできました。ワタクシは自己肯定力が低めで、自信がなく、緊張するタイプなのですが「こんなテキトーさ丸出しの日常を読んで連絡をくれるなんて、きっとリスクを理解した上でのことか、よほど好奇心にあふれた人なんだろう」と思い切って会いに行き、おかげで充実した時間を過ごせたり、有益な情報をもらうことができました。人間関係に煩わされたくないと思っておりましたが、実際は大袈裟ではなく、人と会うことによってもらうパワーを実感しました。香港に来た時より、得られたものが増えたことに感謝の気持ちです。


また、帰国した今だからこそ、香港に感謝できるようになった部分もあります。香港の狭さゆえの移動の便利さ (← 褒めてる)、近所の騒音に隠れて目立たなかった赤子の泣き声 (← 今となっては感謝)、自己中心ゆえの他人を気にしないところ (← 周囲の目が気になる日本)。


香港生活最後の2年はデモやコロナで、混沌とした香港がますますカオスでした。移動が制限され、不便さが募る中、デジタルのありがたみが身に染みました。苦手だったビデオ電話もよく利用するようになり、デリバリーなんて週1でお願いしちゃう。オンラインレッスンも「やればできるなァ」と思った出来事でした。家で働くことにより見えてきた、今までの移動時間のもったいなさ。新しいビジネスの形と言えば大袈裟ですが、考えの幅を広げられた思いでした。


日本は感染拡大、オリンピックどうする?どこまで自粛する?最近、地震が多い、星野源と新垣結衣が結婚だって!などが、連日テレビを賑わせております。現在、隔離中の我々は、近所のスーパーベルクスに3日に1度買い出しに出掛け、新鮮な野菜や美味しいお惣菜を食べて、人とは一切関わらずに、静かにのんびりと過ごしております。オットは毎日朝から晩まで電話会議。「新鮮」と「美味しい」以外は、香港と何ら変わらぬ生活です。「我が子が生まれたら、いったん帰国してもよい」と特別に取り計らってくれたオットの会社に感謝しつつ、香港に戻るその日まで、健康で穏やかに日本を楽しみたいと思います。そして、香港に戻った際には、またこちらでご報告できたらと思います。長くなりましたが、独り言のような、思い込みだらけのこのブログをお読みいただき、ありがとうございました。皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈りしております。ではでは。


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ご覧いただきありがとうございました。Thank you for reading.
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# by ni07050 | 2021-05-20 16:40 | 日常生活 | Comments(12)